この胸いっぱいの愛を(邦画:2005年公開)

主演・伊藤英明&ミムラ、監督・塩田明彦で贈る切ないラブストーリー

幼い日の自分が救えなかった、大切な人への思い…

サントラは千住明、主題歌は柴崎コウ

舞台は2006年。百貨店に勤める比呂志(伊藤英明)は小学生時代を過ごした北九州・門司を訪れる。郷愁に浸る彼の前に、ひとりの少年が行き過ぎる。
その少年は紛れもなく20年前の自分“ヒロ”だった。

20年前のちょうどその日は祖母の誕生日。ケーキを焼こうとして火事を起こしてしまったことを思い出した比呂志は、小学生時代を過ごした旅館の台所に駆け込み、ボヤになりかけの火を消し止める。

この出来事をきっかけに、比呂志はヒロと同じ部屋に暮らし、不思議な同居生活をはじめることとなった…。

比呂志が旅館の仕事に励んでいるある日、彼は憧れの女性“和美姉ちゃん”(ミムラ)と再会する。

東京から転校して、ひとりぼっちの日々を過ごしていたヒロにとって、近所のお蕎麦屋さんのひとり娘・和美は、唯一の友達だった。音大を卒業して門司に帰ってきた和美は、ヴァイオリンを教えてくれる優しいお姉さんだった。

しかし、和美は難病にかかっており、手術を拒否してこの世を去ってしまう。大好きな和美姉ちゃんを救えなかったことが、ずっと心にひっかかっていた比呂志。まだ、その事実を知る由もないヒロを前に、彼の胸には複雑な思いがこみ上げる。大人になった比呂志は、幼い頃の叶わなかった願い-大好きな和美姉ちゃんを救うことができるのか-。

主演は伊藤英明、ほかミムラ、勝地涼、そして人気脚本家の宮藤官九郎も役者として出演。少年がそのまま大人になったような、まっすぐな性格の鈴谷を演じる伊藤英明が好演。こんなことが本当にできたらどんなにいいか…と思わずにいられない、心温まる夢のようなファンタジー。ラストは切ないが、ノベライズ版はよりハッピーエンドとなっているので、DVDのあとに本を読むと救われた気持ちになれる。

監督:塩田明彦

立教大学在学中より黒澤清監督らと自主映画の製作を始める。劇場公開映画デビュー作となった『月光の囁き』で、ゆうばり国際冒険ファンタスティック映画祭では審査員特別賞と南俊子賞をダブル受賞。

同年公開された『どこまでもいこう』ではナント三大陸映画祭特別賞を受賞。この2作品でデビューした99年度に国内の映画賞の新人賞を総なめにし、日本を代表する映画作家として期待を集める。

デジタルビデオ作品「ラブシネマ」シリーズ第五弾として撮られた『ギプス』に続く『害虫』は、01年ヴェネツィア国際映画祭「現代映画部門」正式作品、ナント三大陸映画祭「コンペティション部門」で審査員特別賞、主演女優賞(宮崎あおい)をダブル受賞する。

03年梶尾真治原作『黄泉がえり』では、主演にSMAP・草なぎ剛とヒロイン・竹内結子を迎え、興行収入30億円を超える大ヒットを記録。

同年製作のドラマ「あした吹く風」(BS-i)でATP賞の優秀作品賞・総理大臣特別賞をダブル受賞。05年の『カナリア』でも繊細な人物描写と力強い演出で絶賛を浴びた。本作では、『黄泉がえり』以来の梶尾作品で再び<塩田ワールド>を構築する。

原作:梶尾真治

少年時代から小説を書き始め、71年「美亜へ贈る真珠」で作家デビュー。短編を中心に活動を続け、代表作は「地球はプレイン・ヨーグルト」(星雲賞受賞)、「未踏惑星キー・ラーゴ」(熊日文学賞受賞)、「サラマンダー殲滅」(日本SF大賞受賞)など。96年の「OKAGE」の大ヒットで、ファン層を一気に拡大した。

「黄泉がえり」が99年4月から約1年間、熊本日日新聞に連載された後、単行本化、映画化、いずれも大ヒットとなった。本作品の原作である中篇「クロノス・ジョウンターの伝説」。この構想が生まれたのは「黄泉がえり」以前の94年。もしも過去にとび、一つだけでもやり直すことができたら。今は亡き愛する人を救うことができたら。そんな願いをかなえる機械“クロノス・ジョウンター”…。

10余年、梶尾の構想は発展し、雑誌、単行本、文庫本など、出版の形を変えるたびに物語が増えていった。ソノラマ文庫版(03年6月刊、現在「新装版」で発売中)には、タイムトラベル・ロマンスが4話選択された。その中の1作「鈴谷樹里の軌跡」が、本作品のベースとなった。この連作は、映画化だけでなく、本年末には「舞台化」されるなど、いまなお成長を続けている。

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